お盆の時期に両親の実家や親せきの家に行きますよね。
そうすると、
仏壇の前にいろいろなお供え物が置いてあるかと思います。
ただ、ご先祖様のためにお供えしてある、
というのはなんとなくわかっていても、
どのような意味があるのかよくわからないんですよね。
だってうちには飾られていないんですもん。
なので今回は、お盆のお供え物の意味や、
いつからいつまで飾るものなのかを紹介します。
お盆のお供えにはちゃんと意味があります
お盆の時期に仏壇の前にいろいろと飾られていますが、
これにはきちんと意味があるんですよ。
簡単に説明していきましょう。
まずは、きゅうりやなすで出来たおきもの。
これは「精霊馬」「精霊牛」と言って、
ご先祖様をあの世へ迎えに行って連れて来る馬と、
あの世へ送っていく牛なんです。
馬は足が速いことから『少しでも早く帰って来てもらう』ため。
牛は逆にゆっくりだから『少しでもあの世に戻るのを遅らせる』ため。
そんな気持ちが込められているんです。
他にも、
- 心身を浄化する線香のから発する香り
- ご先祖様を明るく照らす灯り
- ご先祖様・仏様に喜んでもらうお花
- 心を清らかにするお水
- 私たちと一緒に過ごしているという意味から、
私たちが普段食べている食べ物
このようなものをお供えします。
さらに果物やお菓子など、
ご先祖様に食べてもらうために用意します。
わかっていれば故人の好きだった食べ物を用意したりもしますよ。
お盆にお供えするものの一つ一つには、
ご先祖様や仏様をおもてなしして、
喜んでもらう意味があるんですね。
お盆のお供えはいつからいつまで飾るのが正しいのか
次に気になるのが、
お盆のお供え物を飾っておく時期ですよね。
お盆の時期に行くとすでにお供え物が供えてあって、
帰るときにも供えたままだったり。
実際にいつからいつまで供えてあるのか、
実際には知らないという人も多いのでは?
お盆のお供え物を飾る時期はお盆の時期です。
ただ、このお盆の時期というのは、
場所によってさまざまなのです。
今では8月の休みがお盆休みとなるため、
8月13日~8月16日に行うところがほとんど。
しかし、元々旧暦で行っていたので、
都市部などでは旧暦の7月13日~7月16日に行うところもあります。
さらに、飾りつけを始める時期も、
地域によって様々で、
お盆の初日である13日に一気に終わらせるというところもあります。
逆に、お盆の月に入ったらすぐに飾りつけを始めるというところもあるんです。
この差はかなりですよ。
ただ、片づけるのはどこも共通していて、
16日の送り火が終わったら片づけるのが一般的です。
まとめ
お盆のお供え物というと、
普段の仏壇へのお供え物よりも、
ちょっと豪華になって食事などが増えるというイメージですよね。
お盆というのは、
『1年に1度、ご先祖様があの世からこの世へ帰って来る時期』
なんです。
その為、いろいろとお供え物をして、
ご先祖様をもてなすという意味があるのです。
意味が解ると、なんだか帰ってきたご先祖様が、
お供え物を見て喜んでいる顔が浮かびますね。
今年は田舎のおじいちゃんやおばあちゃんに、
「これってこういう意味なんだよね」
なんて話しかけてみてはどうでしょう。
喜んでもらえるんじゃないでしょうか♪