節分になると、以前は豆まきをする行事というものがメインでしたよね。
しかし、最近では恵方巻を、
その年の恵方の方角を向いて食べる!
というのがすっかり風習化しています。
ただ、ここ最近広まった恵方巻、
そもそもどのような由来があるのか知っていますか?
今回は、恵方巻の由来と合わせて、
子供への説明の仕方についてご紹介します。
節分にどうして恵方巻を食べるのかその由来
そもそも恵方巻を食べる習慣は、
関西地方の一部の地域で行われていたものでした。
それがここ最近になって全国に広まったため、
その由来を知っているという人は意外と少ないもの。
実は、関西地方でも恵方巻の由来は諸説あるんです。
まず、江戸の終わり頃に、
商人が商売繁盛と厄払いのために食べ始めたという説。
次に、豊臣秀吉の家臣の堀尾吉晴が、
節分の前日に海苔巻きのようなものを食べて出陣し、
勝利を収めたことから。
そして、江戸時代の節分の日に、
大阪のある地域で巻き寿司を食べるときに、
切る手間を省いたという説があります。
ちなみに恵方巻が全国的に爆発的に広がったのは、
コンビニのセブンイレブンがきっかけになったようですよ。
実は我が家ではブーム以前からふつうに恵方巻きを食べていましたが、
それは祖父が関西人だったからかもしれませんね。
恵方巻の由来を子供にもわかるように説明しよう
恵方巻の由来は諸説あるということが分かったと思います。
しかし、これを子供に説明するとなると、
話は別になってきますよね。
子供に話す時には、
子供にもわかりやすくもっともらしく話す必要があります。
では、どのように説明すればいいのでしょうか?
恵方巻が全国的に広がったのは、
バレンタインなどと同じように企業戦略ですよね。
もちろんそれをそのまま子供に直接話せるはずもありません。
もしも子供に、
「恵方巻ってなんで節分に食べるの?」
と聞かれたら、
「恵方巻は節分の日に幸せになれますようにって、
お願いしながら食べるものなんだよ。
いつも方向が違うのは毎年神様が違う方向にいるから、
そして、食べながら話をすると、
途中で幸せが口から逃げちゃうから静かにおしゃべりしないで食べるんだよ」
という感じで話すといいと思いますよ。
まとめ
最近風習化してきた節分の恵方巻。
しかし、せっかくの風習なのに、
意味も分からずに太巻きを食べる日みたいに、
行っているのはちょっと寂しいですよね。
さらに、子どもにはしっかりと風習の由来を覚え、
のちに伝えていってほしいものです。
恵方巻の由来は諸説ありますが、
子供にはわかりやすく、
そしてなじみのある内容を伝えてあげられるといいですね。
せっかくなら、恵方巻の日には親子で恵方巻を手作りしながら、
その由来を伝えてあげるのもおすすめですよ。