秋のお彼岸といえば、
なんといっても欠かせないのが、
「おはぎ」
ですよね。
でも、なぜお彼岸にはおはぎなのでしょうか?
どちらかというとお団子の方が食べやすいですし、
いろいろな味もあるので、
その分楽しんで食べられる気がしますよね。
今回は、なぜお彼岸にはおはぎなのか、
そして合わせていつ食べるのかどうかも説明しちゃいます!
お彼岸にどうしておはぎを食べるのか その由来がこちら
まず、なぜお彼岸にはおはぎを食べるのか、
その由来を見ていきましょう。
私たちは今、チョコレートなど、
甘いお菓子をいつでも食べることが出来ますよね。
でも、江戸時代初期頃まで、
甘いものというのは貴重品だったのです。
甘いものといえば果物やさつまいも、
はちみつなど天然のものばかり。
今私たちが甘いものといえば、
真っ先に思い浮かべる砂糖は『超貴重品』だったんです。
おはぎは、魔除けの効果があるといわれている小豆に、
貴重品の砂糖を使ってお餅を合わせた食べ物。
そんな貴重なものをお彼岸の時期には、
ご先祖様の為にお供えするという習慣が生まれたのです。
さらに、お餅とあんこを合わせるという事は、
ご先祖様と私たちの心を合わせるという意味もあるのです。
このことから、
お彼岸にはおはぎをご先祖様にお供えし、
食べるようになったのです。
ちなみに小豆は9月が収穫の時期なので、
皮が柔らかいからそのまま粒あんとして利用します。
逆に春になると小豆の皮が固くなってしまうので、
皮を取って作るこしあんで「ぼたもち」を作ります。
お彼岸のおはぎはいつ食べるものなのか
お彼岸になると、おはぎを作って、
仏壇のご先祖様にお供えしますよね。
では、そのおはぎはいつ食べればいいのでしょうか?
お供えしたおはぎはいつ食べればいいのかどうか、
というのは特に決まっていません。
ただ、やはりお彼岸の中間である、
「秋分の日」に食べるのが、
一番ご先祖様に近いのではないでしょうか?
もちろん、お供え物といってもおはぎは生ものなので、
悪くなりそうであればその前に食べてしまっても問題はありません。
親戚などが大勢集まる日があれば、
みんなで亡くなった人との思い出話をしながら、
食べるというのもいいですね。
まとめ
お彼岸におはぎを食べるのは、
おはぎが当時の貴重品だった砂糖と、
魔除け効果がある小豆を使った食べ物であること。
そして、その貴重なものを、
ご先祖様にお供えするという意味があったんですね。
つまり、ご先祖様のことを思って作られた習慣だったんです。
おはぎを食べるときには、
ぜひご先祖様のことを考えながら、
楽しく、そしておいしくいただきましょう。