中学生の自由研究のテーマとして、
おすすめなものの一つが「打ち水」です。
打ち水というと、
夏の暑い日に水を撒いて涼しく過ごそう、
という昔からあるものですよね。
しかし、この打ち水の原理は「気化熱」。
つまり理科でも勉強をする化学なんです。
その為、一見単純に見えるものですが、
中学生の自由研究としてはピッタリのテーマといえるのです。
今回は中学生が自由研究で、
テーマを打ち水にするときのコツを、
ちょこっと紹介していきたいと思います。
中学生の自由研究で打ち水をするならコツはこれ
ただ家の外に打ち水をして、
その打ち水が渇く時間などをまとめるだけでは、
中学生の自由研究としてはちょっと物足りないですよね。
中学生なら、まずは打ち水の歴史や原理を調べるといいでしょう。
さらに、打ち水もただ一カ所に行うのではなく、
日陰や日なた、アスファルトや土、水の量や温度など、
様々な方法で試すと効果の差がわかりやすいですよ。
そして打ち水をする日も一日だけではなく、
天候(晴れの日・曇りの日)、風の向きや風量、湿度など、
条件を変えてまとめると、
より詳しく打ち水の効果を出すことが出来ると思います。
自由研究の打ち水を実験したらコツはまとめ方にもある
打ち水を実際に行って結果が出たら、
最後にしっかりまとめましょう。
夏休みの宿題なので、
提出できる形にすることが必要になるわけですね。
しかし、まとめ方にもコツがあるという事を知っていますか?
同じ実験を行った結果をまとめて提出したものでも、
まとめ方によって先生の評価も随分と変わってきますよ。
では、どのようにまとめればいいのでしょうか?
一番見やすいのは『グラフ』にすることです。
打ち水をしたときの条件や水の量、
水の温度などをカラフルなグラフでまとめます。
そうすると、ただ単に数字で記録したものよりも、
見ただけで実験結果がわかりやすくなります。
他にも、実験結果をまとめるだけではなく、
打ち水はどのようにすれば一番効果が得られるのか、
そして昔からなぜ打ち水が行われてきたのか。
などのを自分なりの意見でまとめると、
より評価を得られると思いますよ。
何を使ってまとめたらいいかですが、
打ち水のような実験系なら、
模造紙のような大きな紙1枚にまとめるのがおすすめです。
まとめるときの順番も大事。
- やってみようと思ったきっかけ
- 実験で何を調べたいのか
- 実験してみたらどうなるのか予想する
- 実験のために用意したもの
- 実験の方法
- 実験してみてわかったことや感想
- 本など参考にしたらその本のタイトルと出版社名
この順番は打ち水以外の実験でも同じです。
自由研究をしたら、
この順番でしっかりまとめてみましょう。
まとめ
打ち水というのは昔から行われている、
ただの気休めで周りが涼しくなるだけと思っていませんか?
しかし、打ち水を自由研究でまとめてみてください。
すると、打ち水には素晴らしい効果が得られるのだという事を、
知ることが出来ると思います。
打ち水というのは昔から行われている、
夏を涼しく過ごすための先人の知恵です。
そんな打ち水を自由研究のテーマとすることで、
打ち水の素晴らしさを知り、
来年も自らきっと打ち水をしたくなると思いますよ。