大人になれば、
七夕は織姫と彦星が一年に一度会える、特別な日。
ということは分かっていますが、
もし、4、5歳の子どもから、
「七夕って何の日?」
と聞かれたら、どう説明しますか?
七夕の由来を子供向けに説明するとなると、
どう説明してあげるがベストなのか。
分からないことありませんか?
何故なら、七夕の由来って織姫と彦星の恋のハナシですよね?
「それって、子どもにちゃんと伝わるの?」
「ちょっと、まだ早いんじゃない?」
などと、要らぬ心配をしてしまいそうです。
それに、織姫と彦星が結婚してから、
全然働かくなって、それを怒られたことから、
二人は引き裂かれた訳ですから、
働かない、なんて悪いことも、
子どもに説明しなければなりませんよね。
それには、七夕の物語の由来と共に、
働かないことは、罰が与えらえる。
一年に一度しか会えないなんて、
毎日パパとママに会えることって、
「すっごい幸せだね」
と教えてあげるといいと思います。
七夕の由来を小さな子供向けに優しく説明するならコレ♪
私なりに、簡潔に、優しく説明してみます。
「昔々、織姫と彦星という人がいました。
二人は恋をして、結婚しました。
ですが、二人は結婚してから、
遊んでばかりで、全然お仕事をしなくなりました。
これを見た天の神様は怒りました。
二人を懲らしめてやろうと、
彦星は空のかなたへ飛ばして、
織姫と彦星を引き離して二人を会えなくしたのです。
織姫は彦星と会えなくなって、
毎日、悲しくて泣いていました。
その姿を見た天の神様は、
一年に一度、七夕の日だけ、
織姫と彦星が会うことを許してあげました。
ですから、七夕は、織姫と彦星が一年で、
たった一日だけ会える特別な日となったのです。」
だいぶはっしょっていますが、
色をつけないで話すとなると、
これくらいが、4、5歳のお子さんには、
分かり易いかな、と思います。
想像力を高めるという意味では、
この説明では足りないかも知れませんけどね。
七夕の由来と一緒に夏の星座も大三角くらい覚えちゃえ!
七夕の日は、お子さんと一緒に空を見上げましょう。
そこで、天の川の説明も簡単にしてあげるといいですね。
「星がたくさん集まって、
川のように見えるのが天の川だよ」
「その天の川の左上に織姫の星。
天の川の右下に彦星の星が見るでしょ」
「七夕の物語には登場しないけど、
天の川の左下に「デネブ」という星があるよ」
「織姫は「ベガ」、彦星は「アルタイル」と呼ばれ、
ベガ、アルタイル、デネブ、
この3つを線でつなぐと、
その形は三角形に見えるでしょ。
これを、夏の大三角と呼ぶんだよ」
「別名、織姫はベガでこと座。
彦星はアルタイルでわし座。
デネブははくちょう座。
とも呼ぶんだよ」
と、ここまで子供向けに説明してあげると、
子どもも星座に興味が出るかもしれません。
七夕に限らず、日ごろから、
お子さんと星空を見上げるのもいいかと思いますよ。
ほんのわずかの時間でも、
子どもって大人になっても親とのそんな会話を、
覚えていたりするんです。
まとめ
「七夕はこんな由来があるんだよ」
そう説明してあげると、
子どもも七夕が特別な日という感覚だけは分かります。
甘すぎる親は、
普段から子どもの好きなものを買ってあげたり、
好きなことをしてあげたりしがちです。
そうなると、一年に一度の願い事の意味が、
なくなると思うのです。
子どもなりに、欲があるのは当然なので、
「願い事が叶うまでに、これだけ頑張ろう」
「これだけ我慢しよう」
といった教育も、
時に必要なのではと思います。
叶った時の喜びがより大きなものになりますよ。