秋口に入ると、少しずつ気温も下がり、
空気も乾燥してきますよね。
そうなると、だんだんインフルエンザが心配な時期となります。
そして特に大変なのが、
子供がインフルエンザにかかった場合です。
インフルエンザにかかると、
どのくらいから学校に行けるのかあいまいという人も。
しかし、実際には学校にこれなら行っていいよ、
というのは状態じゃなくて、
期間が決められているんです。
今回は、学校に通う子供がインフルエンザにかかった場合、
休まなければいけない理由と期間についてご紹介します。
インフルエンザになったら学校に行くのは軽くてもNG
インフルエンザにかかると、
始めは高熱が出ますが、
熱自体は2~3日で収まってしまいます。
熱が下がり、元気になると、
退屈なため学校に行きたがる子は少なくありません。
しかし、熱が下がったからと言って、
むやみに学校に行かせてはいけません。
例え熱が下がっても、
ウイルス自体はまだ体内に保有し続けているんです。
その為、熱が下がったからといって学校に行くと、
学校でウイルスをばらまくことになってしまうので絶対にNGなのです。
インフルエンザは休みの期間が決まっていること知ってますか?
インフルエンザにかかり、熱が下がっても、
しばらくはウイルスを保有しているので、
学校を休む必要があることはわかりましたね。
しかし、実際にどのくらい休めばいいのか、
良く分からないという人も多いと思います。
実は、学校保健安全法によって、
インフルエンザ発症後から登校可能な日は、
はっきりと決められているのです。
では、インフルエンザにかかったら、
学校はどのくらい休めばいいのでしょうか?
学校保健安全法によると、
発症後5日および解熱後2日経過してからと決められているんです。
これは、インフルエンザを発症してから5日たっていること、
熱が下がってから2日たっていることの、
2つの条件をどちらも満たす必要があるということになります。
例えば、インフルエンザ発症を0日と考え、
その2日後に解熱した場合、
さらに3日経つことで発症から5日、
解熱から2日の条件をクリアできることになります。
もしもインフルエンザを発症し、
その4日後に解熱をした場合は、
解熱から2日、そして発症から6日たつことで、
両方の条件をクリアすることができます。
あくまで発症した日を0日と考えることが大切なんですね。
まとめ
インフルエンザにかかると、
たとえ解熱して本人が元気になったとしても、
決められた日数を経過しなければ学校に登校することはできません。
ただ、インフルエンザでの欠席は、
欠席扱いにはならず「出席停止」となります。
その為、単位を落としたり、
進級・卒業には関係ありませんので安心してください。
そして、インフルエンザにかかった場合、
学校によっては診断書の提出が必要になることも。
もしも学校で言われたときには、
病院に頼めば書いてもらえますので、
きちんと提出しましょうね。