突然わが子が身体をガクガクと振るわせだしたら、
ママはパニックを起こしてしまいますよね。
もしかしたら悪い病気で、
「このままこの子は死んでしまうのでは」
と不安に駆られる人もいると思います。
しかし、小さなお子さんが熱を出してけいれんをしているのであれば、
これは「熱性けいれん」というものが主な原因。
特に赤ちゃんや幼児によく見られる症状なのです。
ここでは、赤ちゃんのけいれんの原因と対処法について、
いっしょに見ていきたいと思います。
1歳の子供が熱を出した上にけいれんを起こしている原因は?
もしも1歳の赤ちゃんが、
急に熱を出してけいれんを起こしてしまったら、
パニックになってしまいますよね。
でも、おおよそでも原因がわかれば、
少しは落ち着くことが出来るのではないでしょうか?
1歳の赤ちゃんが熱を出してけいれんを起こすことを、
「熱性けいれん」と言います。
熱性けいれんの原因は、
38度以上熱を出した後に起こるけいれんです。
特に風邪やはしか、インフルエンザなどの感染症で、
高熱が出てから1日以内に発症することがほとんどです。
なぜ赤ちゃんや幼児に多いかというと、
脳が未熟なため熱が脳にストレスを与えてしまうことが要因と考えられています。
そして、子供の脳はストレスを与えられることによって、
トラブルを起こしてしまい、
けいれんを起こしてしまうことになるんです。
ただ、そのメカニズムははっきりとはわかっていません。
ちなみに日本では、
10%ほどの割合で熱性けいれんにかかるといわれています。
10人に一人が多いのか少ないのか、
ちょっと微妙なラインかも。
焦らず落ち着いて対処しましょう
子供が急にけいれんを起こしてしまうと、
特に初めての場合周りの大人も、
パニックに陥ってしまいますよね。
しかし、大切なのは大人が焦らずに落ち着いて対処することなのです。
熱性けいれんのほとんどは、
長くても5分程度と短いものです。
その為、まずはけいれんが始まったら、
どのくらいけいれんが続いたかを計ってください。
5分以内くらいでけいれんが収まり、
意識が戻ればさほど問題はありませんし、
脳に悪影響を与えるものでもないことが多いです。
そしてけいれんが終わった後は安静にさせて、
その後の状態をしばらく見てあげるようにしましょう。
もしも5分以上続く場合には、
すぐに病院にかかるようにしましょう。
けいれんの間は、
気道の確保や窒息しないように横向きに寝かせる、
服を緩めてあげるなどしてあげることをおすすめします。
まとめ
熱性けいれんは、
初めて子供が起こすと親の方がパニックを起こしがちです。
ですが、ほとんどの場合には、
あまり心配はなくすぐに収まります。
でも、熱性けいれんを起こしたときには、
念のためけいれんが収まった後、
小児科などにかかるといいでしょう。
一般的なけいれんはあまり心配はありませんが、
けいれんが長く続いたり、
何度もけいれんを起こすなどの症状があることもあります。
この場合には複雑型熱性けいれんかもしれません。
脳の神経以上の可能性が考えられるので、
注意が必要になりますから、
医者の診断に従ってください。